こんにちは、なくまるです!
賃貸物件に入居する人数って、なんとなく「別に何人で住んでもいいんでしょ?」と思っていませんか?
実はこれ、立派な“契約違反”になってしまうケースがあるんです。
私も不動産の現場でお客さまとお話するなかで、
「えっ、人数まで決まってるんですか?知らなかった…」という声をよく聞きます。
特に、
- これから同棲を始めるカップル
- 友達とルームシェアを考えている人
- 家族が増えたばかりのご家庭
などは注意が必要です。
この記事では、賃貸における入居人数のルールと、知らずに違反してしまうパターン、
そしてトラブルを防ぐためにできることをまとめてご紹介します!
入居人数に制限がある理由とは?
賃貸物件には、「1人暮らし用」や「ファミリー向け」など、想定されている入居人数があります。
これは「なんとなくの目安」ではなく、
物件の構造・設備・管理面などをふまえて決められていることがほとんどです。
たとえば、
- 単身用物件に複数人が暮らすと、水回りや設備に過剰な負荷がかかる
- 騒音・生活音のトラブルが増える
- 消防法や建築基準法の観点から、一定以上の人数はNG
など、物理的・法律的な理由があるんですね。
そのため、入居時に「契約書に記載した人数を超えて住む」ことは、多くの物件で契約違反に該当します。
実はよくある“契約違反”パターン
入居人数の制限があると聞くと、「じゃあ何人までOKなの?」と思いますよね。
これは物件によって様々ですが、大体ワンルームと1Kは単身限定の物件が多い傾向にあります。
1LDKは2~3人、2LDKは4人が多い印象です。
以下のようなケースが、実際にトラブルに発展しやすいのでご紹介します。
- 同棲しているけど、契約上は「単身」になっている
- 友達が頻繁に泊まりに来て、実質的に同居状態になっている
- 無断でルームシェアを始めた
- 家族が増えたけど、大家さんや管理会社に報告していない
バレたらどうなる?意外と重いペナルティ
「いやいや、バレなきゃいいでしょ?」と思う方もいるかもしれませんが、大家さんや管理会社は意外と気づきます。
たとえば…
- ゴミの量が明らかに多い
- 知らない人をよく見かける
- 近隣住民からの通報
など、“日常のちょっとした違和感”から発覚することが多いです。
また、大家さんが同じマンションや近隣に住んでいるケースも意外と多いです。
発覚した場合は、
- 契約解除(退去を求められる)
- 違約金の請求
- 更新ができない可能性も
など、リスクが大きいので注意が必要です。
子どもが生まれたら退去?単身者限定や子供不可物件のリアル
「単身者限定」や「子供不可」と書かれている物件を見ると、
「じゃあ途中で誰かと一緒に住むのは絶対ダメ?」「子どもができたら退去しないといけないの?」と不安になる方も多いと思います。
実際のところ、対応は物件やオーナーの方針によって変わるのですが、以下のような傾向があります。
単身者限定物件の場合
「単身者限定」と明記されているマンションやアパートでは、
あとから同棲やルームシェアに切り替えるのは、ほぼNGと考えておいた方が無難です。
こうした物件は、あくまで“1人で住むこと”を前提に設計・運営されています。
そのため、「彼氏・彼女ができたから、2人で住みたい」という希望があっても、希望が通らないケースがほとんどです。
子ども不可の物件で、子どもができた場合
一方、「子ども不可」と書かれている物件でお子さんが生まれた場合、即退去になることはほとんどありません。
もちろん、事前に「妊娠しました」「子どもが生まれました」といった申告は必要ですが、
基本的には管理会社やオーナーも柔軟に対応してくれるケースが多いです。
まとめ|“住める人数”にはちゃんとルールがある!
「あとからもう1人住んでもいいでしょ?」と思われがちですが、
賃貸物件には“定員”や“住んでいい人の条件”がしっかり決められていることがほとんど。
特に「単身者限定」は2人入居がNGなので、ルールを破ってしまうと契約違反になってしまう可能性もあります。
一方で、子供が産まれた場合は柔軟に対応してくれるケースが多いので必ず管理会社や大家さんに相談しましょう。
知らずに違反してしまう前に、しっかり知識を持っておくことが大切です◎