こんにちは、なくまるです!
「広さ重視で、最低でも30平米はほしいな」「2人暮らしだし50平米以上で探したい」
こんなふうに“平米数”で条件を絞って物件探しをしている方、多いのではないでしょうか?
たしかに、広いに越したことはありませんが、平米数だけにこだわると、実は理想の部屋を見落としてしまっている可能性があるんです。
特にワンルームや1Kのお部屋では、「え、この平米数でこの広さ⁉︎」と感じることもあれば、逆に「数字は大きいのに、なんだか狭く感じる…」というギャップも。
本記事では、不動産屋の視点から
「なぜ平米数だけで探すと損なのか?」「快適な部屋を選ぶにはどこを見ればいいのか?」
をわかりやすく解説していきます。
物件探しで損をしないためにも、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
平米数ってそもそも何?実は“壁芯”と“内法”で広さが変わる?
「30平米って広いんですか?」
お部屋探しをしていると、よく聞かれるこの質問。
数字だけ見るとなんとなく広さがわかる気がしますが、実はこの“平米数”のカウント方法によって、体感の広さがけっこう変わるんです。
たとえば、こんな違いがあります。
- 壁芯(へきしん):壁の中心から測った面積(分譲マンションでよく使われる)
- 内法(うちのり):壁の内側を測った面積(賃貸で多い)
同じ「30平米」と書いてあっても、壁芯で測った30平米と内法で測った30平米では、実際に使える広さに差があります。
賃貸では基本「内法」で表記されますが、まれに違う場合もあります。
なので、「数字だけで広さを決めつけないこと」がすごく大事。
写真や間取り図、内見での印象もあわせてチェックして、「暮らしやすさ」で選ぶのが後悔しないコツです。
「畳数」で広さを見たほうが、実は暮らしのイメージがしやすい?
部屋探しをしていて、「30平米って結局どのくらいの広さなんだろう…?」と悩んだことはありませんか?
そんなときにおすすめなのが、「畳数」で広さをイメージする方法です。
たとえば、「6畳のワンルーム」と言われたら、
なんとなく「ベッドと机を置いたらギリギリかな?」と、暮らしのイメージが湧きますよね。
一方で、「25平米のワンルーム」と聞いても、ピンとこない人は多いはず。
同じ部屋でも、“平米数”より“畳数”の方が、実際の生活をイメージしやすいという声は意外と多いんです。
ただし、畳数表記にも注意点があります。
リビングの「◯畳」は、物件によってキッチンや廊下の一部を含んでいたり、いなかったりするため、
間取り図を見ないと正確な広さはわかりません。
また、同じ10畳でも、キッチンが壁づけかカウンタータイプかで使えるスペースが大きく変わることもあります。
つまり、畳数はイメージをつかむには便利だけど、最終的には間取り図や内見で“使える広さ”を確認することが大切です。
暮らしやすさを重視したい人ほど、平米数だけでなく「畳数」やレイアウトにも注目してみると、より理想に近い部屋選びができるはず。
「平米数」で区切ると、意外と見逃しがち?
物件検索サイトで条件を絞るとき、「50平米以上がいいな」と考えて、50平米〜で絞る人って実はけっこう多いんです。
でもここでちょっと注意したいのが、その検索条件のせいで、条件にぴったり合う物件を見逃してしまっているケースがあるということ。
たとえば、49.9平米の物件。
広さ的にはほとんど50平米と変わらないのに、「50平米以上」で検索すると除外されてしまいます。
ちょっともったいないですよね。
1Kや1LDKなどの単身・2人暮らし向け物件でも同じことが言えて、
「最低30平米ないとイヤだな…」と条件をつけることで、29.8平米の優良物件がヒットしなくなることも。
数字ってキリがいいと安心感がありますが、物件選びでは“検索の幅を広げること”も大事なテクニックです。
最初は少し広めに検索しておいて、実際に「どんな間取りで、どんな設備があるか」を見ながら、
自分の感覚と照らし合わせていくのがおすすめです◎
まとめ|数字にとらわれすぎず、柔軟に探すのが理想の物件への近道
部屋探しのとき、「平米数」で条件を絞るのは一つの方法ですが、
“暮らしやすさ”を考えるなら、畳数やレイアウト、検索条件の幅にも注目してみることが大切です。
実際に住んでみて「思ったより狭かった」「家具がうまく置けない」と感じるのは、
数字上の広さと“使える広さ”が違っていたケースが多いんです。
数字だけにこだわらず、部屋の形などにも気をつけて
実際の暮らしをイメージしながら柔軟に物件をチェックしてみてくださいね
ちょっと視点を変えるだけで、見落としていた理想の部屋に出会えるかもしれません◎