こんにちは、なくまるです!

この部屋、前に誰が住んでたんだろう…?

物件を内見したとき、ふとそんな疑問が浮かんだことはありませんか?

前の住人がどんな人だったか、どんな暮らしをしていたのか――実は、気になる人は意外と多いんです。

特に一人暮らしや初めての引越しだと、少しでも安心して住みたいものですよね。

とはいえ、不動産屋にも「話せること」と「話せないこと」があります

この記事では、前の住人について聞ける範囲や、確認しておくべきポイント、不動産屋にうまく聞くコツまで、現場の目線でわかりやすくお伝えします。

それでは、いってみましょう!

前の住人って聞いてもいいの?

物件を契約する前に「前の住人ってどんな人でしたか?」と聞いてみたくなる気持ち、よくわかります。

実際に、不動産屋にそう質問するお客様も少なくありません。

結論から言うと、内容によっては教えてもらえることもありますが、プライバシーの関係ですべてを明かすことはできません

例えば、「学生さんでしたよ」「2人で住んでいた」など、生活スタイルの概要なら教えてもらえることもあります。

ただし、名前や年齢、職業、家族構成などの詳細は個人情報になるため、答えてもらえないケースがほとんどです。

前の住人の「退去理由」も気になるところ

なんでこの部屋、空いたんだろう?」と疑問に思う方も多いはず。

実はこれ、物件選びの際にとても大切なチェックポイントなんです。

例えば「転勤のため」「結婚で引っ越した」など前向きな理由での退去なら、特に問題はないと考えてOK。

でももし、「隣人トラブルがあった」「建物の不具合が原因」などネガティブな理由での退去だった場合は注意が必要です。

退去理由については、不動産会社が把握していれば教えてもらえるケースもあります。

気になる場合は、遠慮せず聞いてみましょう。

ただし、こちらもすべて正確に教えてもらえるわけではなく、オーナーが理由を開示していない場合などもあるため、参考程度に聞いておくとよいでしょう。

事故物件だったら教えてもらえるの?

もしかしてこの部屋、事故物件じゃないよね…?」と不安に思う方もいるかもしれません。

実はこれ、不動産会社には一定の条件下で告知義務があります。

たとえば、過去に室内で事件や自殺、孤独死などがあった場合、一定期間内であれば「心理的瑕疵あり」として、借主に伝える義務があります

気になる方は、「過去に何かトラブルや事故はありましたか?」とストレートに質問してみましょう。

前の住人の「生活感」が残っていることも

新しいお部屋に入ったときに、「なんか生活感感じるな」と感じることはありませんか?

前の入居者の生活の痕跡が、ふとしたところに残っていることがあります。

たとえば、壁にネジ穴が残っていたり、フローリングに家具の跡があったり。

お風呂やキッチンの水回りに使用感が残っているケースもあります。

もちろん、退去後には原状回復やクリーニングが行われますが、完璧に“新築同様”というわけにはいかないのが現実です。

気になる方は、内見の際に「どこまでクリーニング済みか」「修繕の予定はあるか」などを確認しておくと安心です。

まとめ|「前の住人のこと」も大切なチェックポイント

新しい住まいを選ぶとき、間取りや設備ばかりに目が行きがちですが、「前の住人がどんな人だったのか」という点も、実は住み心地に大きく影響します。

長く住んでいた人がいれば住みやすい可能性もありますし、短期間で退去が繰り返されていれば、何か注意すべき理由があるかもしれません。

気になることがあれば、内見のときや申し込み前に不動産会社へ遠慮なく聞いてみましょう。

知らずに住んで後悔するより、確認して納得のいく選択をすることが、安心して新生活を始めるための第一歩です。